NOBILを使ってみる

投球における「体重移動」「重心移動」とは

体重移動重心移動
どちらもよく耳にする言葉ですが正しく使い分けることができていますか?
この2つの言葉を正しく理解することで、指導をする際や受ける際により理解が深まるかもしれません。

私自身も曖昧に使っていた部分がありましたが、この記事でまとめることによって、フォームの中の「体重移動」、「重心移動」の重要さをさらに実感することができ、言葉の意味を整理することができました。

ぜひこの記事を最後まで読んで、今後の指導や自身の練習に活かしていただければと思います。

「体重」と「重心」の違い

まず、「体重」と「重心」の説明からしていきます。
「体重」は体全体の重さのことを言います。
一方、重心」は重さの中心となっているところを言います。
ここで言う「重心」は「身体重心」のことで、まっすぐ立った状態であれば丹田(おへその下あたり)が重心となります。

投球における「体重移動」

「体重移動」は自分の力を使って体重を移動させる事を言います。

言葉にするとピンとこないところですが、日常生活の中で無意識に行っている「体重移動」があります。

それは「歩行」です。

右足から左足に体重を移動させることで、歩くことができ、尚且そこで「体重移動」が行われています。
言葉を具体的な動作でイメージできると「体重移動」は難しく感じなくなります。

そして、野球の投球動作における「体重移動」は軸足からステップ足に体重を移動させることです。
ワインドアップ局面でしっかり軸足で立ち、フォロースルー局面でステップ足で立つことができていれば「体重移動」がしっかり行われていると言えるでしょう。

「体重移動」の練習方法

「体重移動」は軸足に乗った「体重」をステップ足に乗せきることで「体重移動」ができます。

まずはどちらの足でも、片足でバランスを保って立てるようになることが必要です。
片足立ちでキープする練習から行いましょう。

片足でキープできるようになったら、次はいよいよ軸足からステップ足に「体重移動」の練習をしていきます。
こちらの動画内ではすり足で「体重移動」をしていくという練習方法を紹介しています。
少年野球選手の皆様にもできる内容なのでぜひ試してみてください。

投球における「重心移動」

「身体重心」はまっすぐ立った状態では丹田が「重心」になるという説明をしました。
実際にその場所から一歩も動かなくても体を傾けたりしてバランスを変えるだけで体の「重心」は移動することができます。
逆に、軸足からステップ足に「体重移動」ができていたとしても「重心」は軸足側に置いていかれている場合は速いボールを投げることができないのは想像がつくと思います。
投球で速いボールを投げるためには「重心移動」がしっかりできているかはもちろんですが、「重心移動」のスピードやタイミングなども重要になってきます。
ステップをして前に体重移動をしていく際に、頭や体が突っ込んでしまっていると「重心」が先に前に行ってしまうのでボールに重心移動の力を伝えることができません。
体のバランスなどで「重心」を自分でコントロールできることが大切です。

この動画では体重移動の際に間を作ることで「重心移動」をコントロールする練習ができます。

「重心移動」の練習方法

「重心移動」の練習をするプロ野球選手もいるほど「重心移動」はとても大切になります。
練習方法としては、自重でバランスを取る練習をしたり、パルクールバーの上を歩いたりジャンプする練習をしたり、バランスボールを使った練習をする選手もいます。

「体重移動」「重心移動」に関する動画まとめ

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